その2〜エレクトリックハウス

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雨戸を開けたとたん、まばゆいばかりの日光が差し込んできた。
リビングから見える風景は、一面赤松林。石垣に積もっている雪が、なかなか立ちゆかぬ冬の様相を見せている。
都市ガスの通わない地域のため、オール電化住宅とした。 テレコントロールで到着前に暖房設備のスイッチをONにする事も可能なのである。

カウンターでブランチをとる。80年代のAORを流しながら、入れ立てのコーヒーを飲む。
ナイトタイムはカウンターバー。BGMには女性JAZZヴォーカルを聴きながら、ここでロックグラスを傾けるのが私の楽しみの一つだ。
残念ながら妻はアルコールが飲めないので、もっぱらアイスティーでのお相手である。

このあたりではキノコが良く取れる。今まで見たこともないような物から、高級品の松茸まで。
食べられるもんなら是非食してみたい物だが、食べたとたん笑い出してしまう(笑い茸)のもちょっと恐い(笑)
そんなゆかりもあってエントランスホールのシャンデリアは、さかさキノコにしてみた。

畳の部屋はもっぱらゲストルーム。和室はこの部屋のみとなっているが、床に直に座れるのは畳の良いところである。
障子を通して柔らかい陽の光が射し込んでくる。

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