基礎工事1

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布基礎
布基礎の根入れ深さは寒冷地の場合、建設地域の凍結深度以上とします。この地域の指導はGL−400以上。設計はGL−500としました。
凍結深度とは、地中のある深さで土の温度がほぼ0度となり、地盤の凍結が停止する位置が凍結線、地表から凍結線までの深さのことをいいます。
コンクリート
布基礎、その他のコンクリートにJISR5210(ポルトランドセメント)に規定する普通ポルトランドセメントを用いた工事現場練りコンクリートを用いる場合のセメント、砂、砂利の調合は、容積比にして、1:2:4を標準とします。 練り方は、原則として、機械練りとします。手練りの場合は、から練り、水練りとも十分練り合わせます。
アンカーボルト
アンカーボルトは、品質及び性能が明らかで良質なものとし、コンクリートへの埋め込み長さは250mm以上とします。
アンカーボルトの埋設位置
イ、筋交いをもうけた耐力壁の部分は、その両端の柱の下部にそれぞれ近接した位置。
ロ、構造用合板を張った耐力壁の部分は、その両端の柱の下部にそれぞれ近接した位置。
ハ、土台切れの箇所、土台継手及び土台仕口箇所の上木端部。なお、当該箇所が出隅部分の場合は、出来るだけ柱に近接した位置とします。
床下換気1
外周部の布基礎には、間隔5m以内に有効換気面積300p2以上の床下換気孔を設けることとします。
床下換気2
外周部以外の屋内の布基礎には、適切な位置に通風と点検に支障のない寸法の床下換気孔を設けることとします。
養生1
コンクリート打ち込み終了後は、直射日光、寒気、風雨などをさけるため、シートなどを用いて養生します。
養生2
普通ポルトランドセメントを用いる場合の型枠の存置期間は、気温15度以上の場合は3日以上、5度以上の場合は5日以上とします。なお、やむを得ず寒冷気に施工する場合は、気温に応じて適切な養生を行うとともに監督者がいる場合は、その指示を受けます。
天端均し
やり方を基準にして陸ズミを出し、布基礎の天端をあらかじめ清掃、水湿し、セメント、砂の調合が容積比にして1:3のモルタルなどを水平に塗りつけます。
布基礎の鉄筋
横筋のうち上下主筋は13φ(D13)その他の横筋及び縦筋は9φ(D10)とし、鉄筋の間隔は300mmとすることを標準とします。
換気孔廻りは13φ(D13)の横筋及び9φ(D10)の斜め筋により補強します。
隅角部では各横筋を折り曲げた上直交する他方向の横筋に300mm以上重ね合わせます。

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