MUSIC HOUSE
1,遮音性能 / 2,ドラム室の騒音レベル / 3,ドラム室天井 / 4,ドラム室外壁&間仕切壁 / 5,ドラム室床 / 6,ドラム室窓 / 7,ドラム室扉 / 8,ドラム室換気扇 / 9,AVルームの騒音レベル / 10,AVルーム天井 / 11,AVルーム外壁&間仕切壁 / 12,AVルーム床 / 13,AVルーム窓 / 14,AVルーム扉 / 15,AVルーム換気扇 / 16,防音工事のポイント
防音設計がなされ、それに基づき施工となりますが、一般の工事とは異なり、ただ施工しただけでは計画通りの性能が出ない場合があります。使用材料の性能を充分に生かすには施工が最も重要です。
■下地材
1、天井材、壁材等のジョイントが本実の場合
天井材、壁材のジョイント部が本実加工されている製品は、本実部が音を通りにくく、密着している構造の為音漏れはほとんどありません。したがって本実部にはコーキング等をしなくても遮音効果はほとんど変わりません。
2、ジョイント部が突きつけタイプの材料の場合
ジョイント部を充分に突きつけたとしても音漏れが認められる。
→目張り処理が必要 遮音シート100B
→コーキング処理が必要 ダイケン遮音コーキング330B
3、3×6サイズの面材を重ね張りする場合
必ず目違い張りにし、コーキング処理が必要。
4、遮音シート、遮音パネル等の目地部には、必ず下地が来るようにする。
■照明、コンセント等
・ダウンライトは天井裏への音漏れが大きいので直付けが望ましい。取り付ける場合には防音ダウンライトを使う。
・配線のときのコード穴は必ずコーキング処理をする。
・埋め込みタイプのコンセントはパテで覆うか、ボックスで遮断すること。
・間仕切り壁にコンセントを取り付ける場合は隣室のコンセント位置とすらして取り付ける。
■ドア
1枚のドアでは遮音性能上限界があるため、2重に使う。
■その他
・サッシ枠の空洞部にはパテを充填する。
・ドア枠の取り付けはねじれを起こさないように充分注意する。
・ドア枠を柱等に取り付けるときは、柱とドア枠の空間部に、パテやコーキングを充分に詰め込む。
・グラスウールの施工は隙間の無いようにし、防音室側によせる。
・グラスウールはビニール等で包まれていない裸のものを使用する。