住環境と香りアロマテラピーという言葉は、芳香療法を意味します。 アロマテラピーとは一般的に、植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)の香りを嗅いだり、トリートメントや入浴等、さまざまな方法によって心身に取り入れることにより、心と身体の健康に役立てることを言います。 住宅は建ててしまったら終わりではなく、そこに住み始めてからが、その人にとっての新たな人生の始まりです。建物については、気にいらないからといってそう簡単に改善できるものではありません。増改築には多額の費用が発生します。しかしそんな費用をかけなくても、居心地の良い空間を演出することで、住環境はいくらでも改善することは可能なのです。 住宅全体のデザインは右脳と関係しており、デザイン性の高い家に住むことは、そこに住む人の向上心を高め、合理性を育みます。 リビングルームやバスルームは、肝臓、胆のうに関係しています。広くゆったりしたリビングルームは疲れを癒し、意識を深めるのに有効です。 同様に、玄関は大脳。ダイニングは胃、脾臓。キッチンは小腸、心臓。トイレは肝臓、膀胱。寝室は心臓。子供部屋は間脳。書斎は前頭葉、左脳と言われています。 このように身体各部と住居は対応しています。 そこに住み続けるだけで、健康に一生を過ごせるのが理想ですね。
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アロマテラピーの歴史アロマテラピーという言葉、概念が確立したのは1930年代に、フランスの化学者、ルネ・モーリス・ガットフォセにより造語され使用されたのが最初です。しかし、ハーブや芳香植物、精油を用いることは、それよりずっと以前から行われていました。むしろ、16世紀から17世紀の科学革命以前は、医学や薬学は、アロマテラピーやハーブ医学そのものであり、アロマテラピーの歴史はその大部分を医学、薬学と歩みを共にしてきたのです。 アロマテラピーは古典医学のみならず、哲学や思想、自然観といった人類の財産と深いつながりを持っています。
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